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2009/02/16

読書は一冊のノートにまとめなさい by 奥野宣之



前作の「情報は一冊のノートにまとめなさい」は昨年6月頃に読んで、その後楽しくノートを増やしてきた。

そこではノート上の情報にデジタルの検索機能を組み込んで「情報活用」するためのテキストエディター(のちに著者はエクセルに変えたようだが)の利用のすすめがあったが、情報を「活用」しそこから何かを「生産」することを考えない、かつ蓄えるべき情報量もたかが知れている(月100円ノート一冊程度)一般読者にとってはたまに実物を見返す程度で十分だと感じた。あるいはそのような許容のあるゆるいノウハウとして優れていると思った。

200812月に発行された続編のこの「読書は----」の失敗は(この著者に失礼な断定はあくまで自分にとってという意味で単なる偏見ではあるが...)「一冊のノート」という痛快な方法論でありながら読書を「財産」とする、すなわち著者の考えでは「活用」し、そこから「生産」するために読書のプロセスをマネージする手段とすること、すなわち1)探す、2)買う、」3)読む、4)記録する、5)活用する とする「読書のフローを仕組化する」手段にしようとする。どうも自分にとっては職業的な知的生産の技術と見えて、一般人の読書体験とは違いがあるなと感じてしまう。

新聞の書評欄で偶然発見したり、昼休みや仕事帰りの本屋を逍遥して衝動買いし出会う名作や駄作。本もまた百代の過客にして行きかう旅人のようなものなんだから、あまりシステム化してギシギシしないのが大事だと思う。でもゆるゆるでもいいから読書体験を人生の「財産」とするのは?

この本にも書かれているし、世の多くのブロガーが実践されているわけだが、週1-2冊程度を乱読する程度の自分ができることとしてブログの活用!、週末PCに向かって、くだらない本も含めてその週読んだ本とかその他本にまつわる雑記ができたら、週末ブロガーにはリズムもテンポもちょうどよく最高じゃん!となったわけです(このブログを始めた経緯が今、解き明かされた! ウルサイ!大袈裟だ! /ペチ!

著者には大変失礼ですが、この続編は「一冊のノート」というコンセプトにこだわりすぎで無理があり、お勧めできない一冊です
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